eMate 300

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Appleが1996年にアメリカの教育機関向けに発売した、ノートブックとPDAの中間領域を狙ったモーバイルデバイス製品です。重さは約4ポンド(1.8kg)で、CPUには25MHzのARM 710プロセッサを採用していました。標準で1MバイトのDRAMと2Mバイトのフラッシュメモリを搭載し、最大4MバイトのDRAM/フラッシュメモリをサポートしています。ディスプレイとして、解像度480×320ピクセルの16階調グレースケールのバックライト付き液晶を搭載しています。I/Oポートには、IrDA互換の赤外線ポート、手動エジェクト方式のType 3 PC Cardスロット、シリアルポート、26ピンNewton InterConnectコネクタを各1個ずつ装備していました。ニッケル水素電池4個で最高28時間の使用が可能で、ソフトウェアとしては、ワープロ、辞書、ドローイングおよび計算の各機能を含んだ新プロダクティビティスイートの「Newton Works」、ならびにアドレスブックとカレンダーをバンドルされていました。