仙丈岳 3032.7m
2001年8月29日(水)
快晴〜晴天〜曇〜晴
単独  小仙丈岳で一瞬可能に

常時接続になったのでピンポイントで芦安村の天気図を見比べれいたら、夜になって3時から雨が、5時から雨に変わり3時まで曇が元気な晴れに変わっていた。

夏休み最後の水曜日を前回の反対側、仙丈岳に行ってみる決心がついた。

慣れてくると、出発もついつい緩みがちで21時55分自宅出発。

出発は遅れたものの、R52を飛ばしたおかげで前回と10分遅れぐらいで広河原に到着。

7月11日並の車模様、漆黒の暗やみ、星だけが満開。相変わらずよく冷える。

明け方4時10分ぐらいに着いたワゴンが隣につき、アイドリング状態で身支度を開始し出した。おまけに高級車のせいか、室内灯が非常に明るくて音と光で目が覚めてしまった。

彼らは5時には出発してしまい静かになったが、そこかしこかで出発の身支度を開始する人達でざわめきだしたのでわたしも着替えを始めた。

 

前回は4台バスがでたが、今回は二台。しかも6時50分のバスは8月一敗で運休なので年内はこれが私のラストチャンスだった訳だ。

峠へ着いて、トイレに入ってるうちに戸台からの臨時バスも到着しており、すでにそれぞれの方向に出発し、峠は静けさを取り戻しておりしっかり出遅れてしまった。

峠から、少し下ると大平小屋への道がある。走るように下ると林道に沿って大平小屋があった。

その横から、薮沢方向の登りが始まる。単調な暗い登りが続き、小尾根を越え沢音がするようになるころから、沢に沿ったキツイ登りが始まる。

やがて右岸から左岸に渡り、陽の当たる暑い登りになる。正面には青空と緑の境界が見えているのだが、ひたすら登る。(左写真)強いて言うならいつでも水がそばにあるのが救いかな。二回目の休憩をし再び急登を繰り返し、沢筋から外れて登りだすと馬の背ヒュッテがあった。

ここまで2時間でこなければいけないと錯覚してたので、休むことなく通過。

すこし登ったところが、馬の背2700M地点で実はここまでが3時間と今の地図には書いてある、つまり予定通りに歩いていたのだが、その時には時間の遅れに焦っていた。

 

 

花畑からハイマツの間を登り、稜線上にでると正面に仙丈小屋と仙丈岳がそびえ景観。(左写真)

遠くに見えたので到達できるか再び不安がよぎったが、ここからは歩きやすい登りが続いたので見た目より楽だった。30分ぐらいの登りで仙丈小屋に着いてしまった。

 

 

仙丈小屋で小休憩して最後の登りにかかる。小屋の直ぐ上の稜線まで登ると、後は単調な急登が山頂まで続く。

 

急いで登ったせいか予定通りというのか甲斐駒と同じ様な時間に山頂に着いた。約4時間。

体力的には今回の方が楽だ。それと8/1と日照の違いもあるが、稜線上は風が心地よく熱さを感じなかった。

甲斐駒、北岳方面はガスに包まれ展望は寂しかった。目の前の馬鹿尾根や仙丈カール、小仙丈などは楽しめた。

ここで休憩者に靴底の剥がれを教えてもらい、彼にテーピングテープで固定してもらい助かった。買ってから30年、途中17年ぐらい埃にうもれたもののよく活躍した。また、突然鼻血が出て気分は最悪。(最後の夏休みを、家族サービスしなかった罰か?)

 

 

(左の写真は すこし下ったところで振り返った山頂、山頂の左側の標識は馬鹿尾根、山頂、小仙丈分岐板)

快適な稜線あるきで小仙丈へ到着。山頂で気づいた鼻血はここに着くまでにおとなしくなった。小仙丈では、体調も戻り後は下るのみなので、しばし解放感に浸った。

昔雪原の小仙丈に立った記憶をいくら呼び起こしても今目の前にしてる風景と結びつかない。

小憩の後、時間を再び勘違いし、ここからは走るように下りた。

おかげで五合目まで30分、五合目からは小一時間で峠に着いてしまった。

なにかあっけなく終わってしまった。

バス停での一時間待ちは、体が冷え秋の到来を感じさせる寒さだった。

バスは前回同様先出発し、3時30分に広河原に到着、50分にあとにした。

前回と同様、桃の木温泉に入り、着替えをしリフレッシュして帰路に。

途中、身延だけ雨に降られたが、磐田で仮眠し22時30分頃自宅に到着。

ところで今回は暑さをあまり感じなかったので休憩でもあまり水分を取らなかったし、そんなに欲求感もなかった。

下山したころから、別に咽も乾いていないのになぜかバスを待ってる間に2本のペットボトルを開けていた。

気づくと尿意をもよおすけれど出ない状態になっていた。慌てて水分を取り出したが

満腹感とは裏腹に水分を体が受け入れる。風があったので気づかなかったが、汗で水分は相当排出されたようで、帰りの磐田あたりまで不快感が続いた。

21時55分 自宅出発

22時12分 豊川IC入る

23時34分 清水IC出る

23時40分 R52入る

 

1時14分 アルプス街道入る(デイリーストア出発)

2時3分  広河原到着

6時50分 バス出発

7時15分 北沢峠到着

7時20分 北沢峠出発

7時34分 大平小屋前通過

8時24分 一回目の軽い休憩

8時40分 薮沢右岸から左岸に変わる

9時18分 二回目の休憩(軽く食事)

9時44分 馬の背ヒュッテ通過

9時58分 馬の背2700M通過

10時36分 仙丈小屋到着

10時41分 仙丈小屋前出

10時51分 仙丈小屋上の稜線通過

11時6分 仙丈岳3032.7M到着

11時25分 仙丈岳出発

12時5分 小仙丈岳2855M到着

12時18分 小仙丈岳出発

12時40分 五合目大滝頭通過

13時14分 二合目長衛小屋分岐通過

13時41分 北沢峠到着

14時50分 北沢峠出

15時30分 広河原到着

15時50分 広河原出

17時00分 桃の木温泉出発

22時30分 帰宅

今回のタイム

1 北沢峠〜馬の背 2時間38分

2 馬の背〜仙丈岳 1時間3分

3 仙丈岳〜五合目 58分

4 五合目〜北沢峠 1時間

 

3で登山地図上の下山タイム1時間30分を小仙丈までと勘違いして

小仙丈で20分近く遊んでいた、違いに気づいてからゆっくり下るはずだった峠への道をそれこそ走るように下った、ストックを二本もちこんだかいがあった。

おかげで大分早く、北沢峠に降りてしまった。

甲斐駒の双子岳からの下りと違って、高度が下がってるのが分かるような下りだった。(登りの場合も、高度が分かって助かる)

 

広河原駐車場で、長い間ご苦労さんと

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